先週、私たちは5歳の息子を学校から迎えに行きました。
彼は帰り道で誇らしげに唐の詩『春望』を暗唱しました。
この詩は杜甫によって書かれ、千年以上の歴史があります。
詩は戦争や故郷を思う内容で、あまり軽い話題ではありませんが、子どもたちが詩を覚えるのは内容だけでなく、詩のリズムや韻、文化の美しさを感じるためでもあります。
実は、私たちは幼い頃から自分の文化を学び始めます。
これはルールを通してではなく、音や表現、感情、行動を通じて少しずつ学んでいくものです。
すべての子どもは生まれたときから、自分の習慣や考え方がある環境で生活しており、それが文化です。
たとえ他の国の言語や習慣を学んでも、心の中には自分の文化の影響があります。
文化は私たちの考え方、行動の仕方、他人とのコミュニケーションの仕方に影響を与えます。
これらの習慣は幼い頃から形成され、完全に変えるのは難しいです。